コールセンターもテレワーク導入ができる!今こそBCP対策を強化しよう

2021年9月6日
コールセンターもテレワーク導入ができる!今こそBCP対策を強化しよう

新型コロナの流行により、テレワークを導入する企業が増加しています。全国的に人との接触を避けなければならない現在、地理的な拠点の分散だけでなく、リモートでの働き方を導入することでBCP対策の強化につながります。また、テレワークの導入は、育児や介護などで出社できないワーカー、遠方に在住の人材を活用できるなど働き方の多様化に大きく貢献するでしょう。

しかし、テレワークを導入するためには、自宅のテレワーク環境構築、セキュリティ対策など事前準備が必要であることから躊躇している企業が多いことも事実です。

この記事では、テレワーク導入におけるメリットや不安を解消するためのポイントを紹介します。

テレワーク増加の背景

昨今、様々な職種に企業でテレワーク化が進められています。リモートで仕事をするテレワークがどのような背景で進んでいるのか、メリットと合わせて見ていきましょう。

BCP対策の強化

年々増加する大型台風や豪雨などの自然災害が発生した場合、交通機関がストップし出社できないケースがあります。そのような状況で、テレワークが浸透している企業は、業務の停滞を最小限におさえることが可能です。

また、新型コロナウイルスの流行により、通勤電車に乗車したり複数社員が出社することで感染のリスクが増加します。在宅で仕事を行うことで、BCP対策の強化につながるでしょう。

働き方の多様化

働く時間や場所にとらわれないテレワークは、育児や介護など個人的な事情で出社できないワーカーにとって働きやすい環境といえます。また、政府よりコロナ対策や働き方改革としてテレワーク導入を推進している今、テレワークを導入していることが企業にとってひとつのステータスになるでしょう。

コールセンターのテレワーク化が進む現状

様々な職種でテレワークが増加しているなか、特にコールセンターの在宅化が注目を集めています。その理由を見ていきましょう。

オペレーターの離職防止

コールセンターで働くオペレーターは女性が多い傾向にあるため、出産や育児、配偶者の転勤などによって退職を余儀なくされるケースが発生します。勤務時間や場所を選ばないテレワークは、そのようなワーカーに対して有効な働き方といえるでしょう。

人材を柔軟に活用できる

コールセンター業務のなかでも、クレーム対応や専門的な問い合わせを受けるオペレーターは、一定のスキルをもつ人材の確保が必要です。しかし、一次受付のみの簡単な対応であれば、自社の社員だけでなく外部企業へ委託することも可能でしょう。アウトソーシングの場合は、繁忙期のみオペレーター人数を増やし、人材を柔軟に活用できます。

さらに、コールセンターのテレワーク化は、通勤電車が動いていない深夜や早朝も業務可能となるため24時間対応を取り入れやすく、結果として顧客満足度アップも期待できるでしょう。

テレワーク導入のメリット

在宅で働きたいというニーズは年々高まっており、企業側も選択肢として提示できることが求められて来ています。ではテレワークを導入することで、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

BCP対策

新型コロナウイルスの流行により、人との接触を避けるため厚生労働省は企業へ向けてテレワークを推進しています。これまでのBCP対策は地理的な拠点の分散がメインでしたが、全国的にコロナ禍である現在、テレワークを導入することでさらなる対策の強化につながるといえるでしょう。

コスト削減

企業の規模が大きくなるにつれ、ワーカーに対して発生するコストも大きくなります。テレワーク勤務を基本とすれば、オフィスの家賃や通勤交通費のカットが可能でしょう。また、リモートでの業務においては、書類のやり取りをオンラインで行うことが多いため、オフィス勤務と比較してペーパーレス化により印刷費用も削減できます。

働き手にとってのニーズ

働き方の多様化が進む現在、業務を行う時間や場所を柔軟に活用できるテレワークは、年々ニーズが高まっています。ワーカーが就職活動を行う際、企業におけるテレワーク導入の有無はひとつの判断材料となりつつあるでしょう。リモートや在宅での勤務を導入することで、オフィスに出社するスタイルだけでは見込めなかった、地方や海外のワーカーの採用も期待できます。

テレワーク導入はどう進める?

テレワークの導入には多くのメリットがありますが、ハードルが高いと感じ足踏みしている企業が多いことも事実です。そこで、テレワークをスムーズに進めるポイントを紹介します。

社内のルールを決定

テレワークは、オフィス勤務と比べてワーカーの労務・行動管理が困難であったり、社員間のコミュニケーション不足となる懸念があります。そのため、オンライン上で確認できる勤怠やタスク管理システムなどを活用し管理体制を見直しましょう。また、ビジネスチャットツールの活用、定期的なリモート会議などを実施し、遠隔でもコミュニケーションを絶やさない環境づくりが大切です。

セキュリティ対策を検討

遠隔かつインターネット上で業務を行うテレワークは、情報漏えいのリスク回避を徹底することが大切です。パソコンのウイルス感染を防ぐため、ファイアウォールの導入やセキュリティ体制の強い暗号化された回線を使用しましょう。また、テレワーカーに向けて、セキュリティ研修を実施することも有効な対策のひとつです。

業務のアウトソーシング

テレワークの導入を自社で行うことが難しい場合は、すでにテレワークの実績がある企業へのアウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。コールセンターや経理業務などバックオフィス業務の外部委託により、自社の負担を減らせることで生産性向上が期待できます。

ギグワークスアドバリュー「テレワークセンター運用サービス」

テレワークの導入に不安がある企業は、ギグワークスアドバリューの「テレワークセンター運用サービス」がおすすめです。テレワーク導入における様々な課題を解決できるでしょう。

企業ニーズに合わせた最適なサービスを提案

ギグワークスアドバリューでは、既存のコールセンターに合わせて、テレワーク運用を新たに追加し、センター運用とテレワークを兼ね備えることで席数やスタッフの勤務時間などの制約を受けることなく、それぞれの企業ニーズに合った提案を実現しています。

また、実際に仕事をするテレワーカーの不安や不満が解消する、独自のマネジメントシステムを導入することで、安心してテレワーク導入を可能とし、既存のスタッフを在宅勤務へ変更するだけでなく、柔軟な働き方が可能なギグワークスアドバリューのワーカーを活用することができるなど、企業のニーズに合わせたリソースを提供しています。

セキュアなテレワーク環境を構築

コールセンターのテレワーク化で心配されるのがセキュリティに関する不安と言えます。

ギグワークスアドバリューは、総務省が発表している『テレワークセキュリティガイドライン(第4版)』に基づいた「技術・ルール・人」3要素のバランスを考えたセキュリティ対策を実施しています。テレワークに適したネットワーク構成を採用し、セキュアなテレワーク環境を構築しているため、不安なくスムーズに導入することができるでしょう。

遠隔でもコミュニケーション活性化へ

テレワークを導入した場合、オフィス勤務と比較して社員間のコミュニケーション不足の問題は懸念事項のひとつでしょう。ギグワークスアドバリューの「オンラインテレワークセンター」は、バーチャルな空間での職場環境を提供しています。個別の面談から全体的なミーティング、ホワイトボードによる連絡などの機能を活用し、テレワーカーにおいてもオフィス勤務と同じような感覚でコミュニケーションをとることが可能です。

テレワークセンター運用サービス _ ギグワークスアドバリュー株式会社

安心してテレワークを始めましょう

テレワークは、BCP対策の強化や働き方の多様化に大きく貢献できる働き方です。しかしながら「何から始めたら良いか分からない」「各家庭へPCやオンライン環境を構築するのが大変」「セキュリティ対策が不安である」などの理由で躊躇している企業が多いことも事実です。

まずは、テレワークにおける社内ルールを決定することから始めてみましょう。テレワーカーへのルールを周知徹底し、セキュリティ体制の強いシステムを導入することで、情報漏えいのリスクを回避することが可能です。

自社で対応することが困難な場合は、すでにテレワークを導入している企業へ業務をアウトソーシングすることも検討してみてはいかがでしょうか。