ニューノーマル時代のIoT導入は「導入支援サービス」を賢く活用!
コロナ禍が長引くことによって、多くの企業がニューノーマル時代へ向けたデジタル変革を余儀なくされています。その中でも非接触を叶えることができるうえ、業務の効率化やDX化を進められるIoTの導入を検討している企業は多いでしょう。
しかし、IoTをビジネスで活用していくためには、IoTに精通し、収集したビッグデータを活用していける人材も必要です。また、IoTデバイスが増えることでセキュリティリスクも高まります。
ますます成長が期待されるIoT市場の現状と、導入にあたってのポイント、そしてIoTの導入・設置からレクチャーまでを委託できる、ギグワークスアドバリューのサービスについて見ていきましょう。
ニューノーマル時代はloT導入がカギ?
コロナ禍が長引き、多くの企業がニューノーマル時代へ向けたデジタル変革を模索していると言えるでしょう。そんな中、中小企業でも、自社の効率化や新たなサービス創出、あるいは業務やサービスの非接触化を目的として、IoT導入を検討するところが増えています。IoT導入機運が高まっている背景や、国内のIoT市場について解説します。
loTとは?
IoTは”Internet of Things”の略で、日本語では「モノのインターネット」と表現され、モノがインターネット経由で通信できる仕組みを表す言葉です。
モノがインターネットと繋がることによって、離れた場所からモノの状態を把握したり、モノ同士が双方向で様々なデータをやりとりできるようになります。モノから収集したデータはビッグデータとして処理、変換、分析、連携することが可能です。
IoT普及の背景は
IoTが普及した背景には、需要の拡大に伴うIoT導入コストの低下があると言えるでしょう。さらに、通信コストの低価格化やセンサーの省電力化が進むことで、より運用しやすくなっていくと考えられます。また機器の小型化により、ウェアラブルデバイスとしての利用や、小さな機器に組み込むなど活用範囲も広がっていくでしょう。
そのほか、働き手人口の減少や働き方改革による業務時間の削減などで、足りなくなった人手を補う手段として期待されていることも、IoTが注目を浴びている理由のひとつと言えます。
伸び続けるIoT市場
IT専門調査会社IDC Japan株式会社によると、国内IoT市場におけるユーザー支出額について、2020年の実績見込値は6兆3,125億円とし、その後、2020年~2025年は年間平均成長率10.1%で成長を続け、2025年には10兆1,902億円に達するとみています。
同社は、新型コロナウイルス感染症に起因した失業率増加への対策や、柔軟な働き方を実現するための新しい仕組みが求められる中、IoTをはじめとする多様な技術を通じ、柔軟なワークスタイルを確立することで、適材適所な人材リソースの配分を可能にできるだろうとしています。
【参考】「国内IoT市場 産業分野別予測とユースケース別の事例考察を発表」
loTに重要な4つの要素
IoTは主に、「デバイス」「センサ」「ネットワーク」「アプリケーション」の4要素で構成されます。まずセンサや無線通信が搭載されたデバイスでモノのデータを取得し、ネットワークを通じてクラウドやサーバーなどでデータを蓄積・分析します。その後アプリケーションでデータを可視化し、デバイスの使用方法を最適化していくのが大枠の仕組みです。
デバイス
デバイスとは、人間が実際にあつかう端末(モノ)のことです。ここで言う「デバイス」は、あらゆる物体が対象となりえます。一般生活の中であれば、車や家電、スマホから、時計、ペン、トイレなどです。物理的にセンサーを取り付けることのできる物体全てが対象です。
センサ(センサー)
次に必要なのが、デバイスに組み込まれて、データを測定する「センサー」です。
モノや周辺環境の状態を感知し、データとして読み取ることのできる装置がこの「センサー」です。モノの存在有無や形状、位置から、重さや圧力、速度、音声、振動、温度、湿度、におい、電磁気、光など、実に様々な種類の状態を感知するセンサーが存在します。
ネットワーク
「ネットワーク」は、センサで取得したデータを、クラウドサーバーやスマートフォンなどの端末に送るための通信手段です。現在では無線ネットワークを利用するのが一般的ですが、データの重さ、データを送る速さ、データを送る距離、バッテリーの消費量など、実行したい内容や用途に合わせて最適なネットワークを選びます。
アプリケーション
最後に、センサで取得したデータを人が可視化できるようにするための「アプリケーション」が登場します。端末に届いたデータは、まだ暗号レベルだったり量が膨大だったりするため、データの抽出・整理・解析・最適化といった処理を加え、人間が理解しやすいグラフや図にまとめるのがアプリケーションの役割です。
loT導入前におさえておきたいポイントとは
総務省の情報通信白書によると、IoTの導入にあたって企業が課題と感じている点として、セキュリティに関する課題が上位に挙げられているほか、特に日本企業においては、「IoTの導入を先導する組織・人材の不足」の回答が、他国企業と比較して高くなっているという特徴がみられます。IoT導入にあたっての課題や気をつけるべきポイントについてみていきましょう。
人材の不足
IoTの専門的な知識をもつ人材はまだまだ不足しており、どのようにIoTに精通した人材を確保し育てていくのかが大きな課題です。
また、IoTによって収集したビッグデータを分析するデータサイエンティストも不可欠でしょう。データサイエンティストは、現場で何が起きているかを的確に把握して、適切なデータを収集・分析し、改善策を提案するという一連の流れを実行できる人材が求められ、エンジニアと同様に人材確保が困難だと考えられます。
セキュリティリスク
IoTデバイスが増えることは、セキュリティリスクが増大することも意味しています。IoT機器の運用において十分なケアやメンテナンスが行われていないと、通信やセキュリティに問題が発生し、企業の事業活動に重大な損失を与えるおそれがあります。SIM認証や暗号化、閉域網の利用などで、サイバー攻撃を防ぐための仕組み作りも大きな課題といえるでしょう。
また今後ますますIoTデバイスが高性能になることで、機器の脆弱性やセキュリティの穴を狙った事件が増える可能性があります。ユーザと情報を守るセキュリティ対策が急務でしょう。
ギグワークスアドバリューのオンサイト設置設定サービス
ギグワークスアドバリューは、IoT機器の設置設定や保守、IoT機器のコンタクトセンター、IoT住宅の内覧説明員など、様々なIoT導入支援実績があります。
ギグワークスアドバリューのオンサイト設置設定サービスを活用すれば、自社で全国にサービス網を持たなくても、全国への設置・設定・レクチャーの提供が可能になり、自社の代わりに直接エンドユーザーにサービス提供してもらうことができます。
個人・法人問わず導入からレクチャーまでサポート
例えば法人向けには、現地における新規PCなどの機器展開時作業を日程調整からすべて委託することができます。また個人向けには、販売した製品の設置サービスなど、訪問サービスを提供することが可能です。導入・設置だけでなく、自社のサービスやソリューションをエンドユーザー様に適切にレクチャーするまでをお任せできます。
オンサイト設置設定サービスを活用するべきメリット
ギグワークスアドバリューのオンサイト設置設定サービスは、47都道府県全国で対応可能です。また土日祝日、夜間早朝、休日などに関係なく展開サポートが提供でき、数千台単位の大規模な案件も短期間に展開することができます。設置からレクチャーまでのトータルサポートはもちろん、設置のみ、レクチャーのみといったフレキシブルな対応も可能です。
取り扱う機器を問わず、設置・導入・展開・サポート・レクチャーのトータルアウトソーシングが可能で、エンドユーザーへ自社のサービス・ソリューションを適切かつわかり易く伝えてもらえるでしょう。
オンサイト設置設定サービスの利用で期待できる効果
このように、ギグワークスアドバリューのオンサイト設置設定サービスを利用することによって、現地対応業務を効率化できます。そして必要な時だけ委託することができるため、現地対応業務を変動費化することが可能です。また、クオリティの高いサービスをアウトソーシングすることで、顧客満足度を向上させることができます。
IoT導入を成功に導くために
長引くコロナ禍によって、非接触化をはじめビジネスやサービスのやり方もニューノーマル時代への変革を余儀なくされています。また、在宅やリモートワークなど様々な働き方を実現するための新しい仕組みにも対応していかなければなりません。IoTの導入には様々なメリットが期待できますが、導入する側が相応の知識を持ち、収集したデータを適切に分析して活用していくことが必要です。そのためにはギグワークスアドバリューのような導入支援サービスの利用を検討するのも、解決策のひとつとなるでしょう。