O2Oマーケティングを成功させる代表的手法3選

2021年4月14日
O2Oマーケティングを成功させる代表的手法3選

通信技術の発達によって、多くの人が日常的にインターネットから情報収集するようになりました。また、デジタル技術によるビジネスや日常生活の変革も求められていることもあり、今後ますますオンラインとオフラインの繋がりは密接なものとなるでしょう。

そのため、本来はオフラインで完結していた実店舗においても、これからはオンライン上で、新規顧客の獲得や既存顧客の満足度を向上させるサービスを行う必要があります。

デジタル化が進む背景と、オンラインからオフラインの実店舗へ顧客を誘導する「O2Oマーケティング」を成功させるポイントについて紹介します。

進むDX化!デジタルマーケティングを味方に

現在DXと呼ばれるデジタル技術によって、ビジネスモデルの変革が急速に進んでいます。DX化が進む背景に、煩雑化した既存システムが限界を迎えるとされる「2025年の壁」の存在が挙げられます。さらに、現在は働き方改革の推進や新型コロナウイルス流行を受け、業務や日常生活においてオンライン化やデジタル化が加速しました。IT技術の躍進もこれらの動きを後押ししています。

そうした変革の中で、ECサイトを持たない企業においても、さまざまなデジタルメディアを通じた自社サービスの宣伝や訴求を行う「デジタルマーケティング」を味方につけることが非常に重要となってきました。インターネットを常用する幅広い顧客を対象に、オンライン上で自社製品・サービスを売り込み、興味を持たすことができれば、実店舗への誘導も可能となるでしょう。

O2Oマーケティング」って?

デジタルマーケティングは本来、オンラインや実店舗で得られた全てのデータをデジタル化し、総括的なデータを全体の販売戦略へ活用していくマーケティング手法を指します。その一つであるO2Oマーケティングは、実店舗を持つ企業にとって重要な営業施策です。

オンラインからオフラインへ

マーケティングにおける「O2O」とは「Online to Offline」の略称です。この言葉が意味するように、O2Oマーケティングとは、Webサイトやアプリといったオンラインで接点を持ったユーザーを、実店舗やイベント会場といったオフラインの場に誘導する営業施策を表します。

また、実店舗から通販サイトへの誘導を行う逆のパターンもあり、現在のマーケティングは、さまざまな顧客との接点をオンラインとオフラインとで連携させることが求められるようになりました。

O2Oマーケティングが注目される背景

スマートフォンなどの通信技術が日常に浸透し、ユーザーがオンラインに留まる時間が格段に増えたため、ネット上で行う施策の重要度が増しています。

商品を購入するための比較検討もオンラインで完結させる傾向にあるので、いかに自社商品の良さをオンライン上でアピールできるかどうかが、実店舗の客足を左右する時代になりました。

また、O2Oに活用できるアプリやソーシャルメディアなどさまざまな技術が一般化した点も、O2Oマーケティングの広がりを後押ししています。

O2Oマーケティング活用の鍵は?

O2Oマーケティング活用の秘訣は、オンとオフをいかにスムーズに繋げるかにかかっていると言えるでしょう。そのために留意すべきポイントについて見ていきます。

オンとオフをシームレスに繋ぐ仕組みづくり

オンライン・オフラインに関わらず顧客データを総括的に管理し、サービス全体に一貫性を持たせ、便利に活用する仕組みづくりが大切です。

オンラインと実店舗の連携を強めることで、オンラインでサービスを予約し実店舗に行ったり、在庫状況を実店舗に行く前に確認するなど顧客の利便性を高めることもできます。

データ分析でニーズの可視化

オンライン上で得られる広く浅い顧客情報と、実店舗の接客を通じて得られたより詳細な顧客情報を統合し、一つのデータとして蓄積する必要があります。

そうした上で、オンライン・オフライン双方の施策によって得られた顧客情報を総括的に分析し、潜在ニーズの可視化を行うことが重要です。導き出された顧客ニーズを元に新たな施策を打ち出し、施策によって得られた情報をまた分析・改善を繰り返す、施策の最適化を行うサイクルを確立することが求められるでしょう。

O2Oの代表的手法3選+α

O2Oを促す代表的かつ比較的導入しやすい手法は、SNS、自社アプリ、メルマガの3つの方法です。それぞれの手法の特徴と、実店舗のサービス補完となるECサイトについて紹介します。

SNSによるアプローチ

FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどといったSNSの利用者は年々増加する傾向にあります。その中でも、最も利用率の高いLINEは、ネット利用人口のうち8割近いユーザーに登録されています。

SNSは直接ユーザーに繋がるための有効な手段です。SNSによっては、配布したクーポンやメッセージに対するユーザーのアクションを数値として見ることができる機能もあり、それらを分析していくことで、より効果的な施策を行うことができるでしょう。

ブランドや店舗の良さを認知してもらうためのタイムリーな情報発信も可能なため、継続購入してくれるユーザーの育成にも大きな力となります。

自社アプリによるアプローチ

自社アプリには、ポイントカードのような役割も付けられるためユーザーの来店を促す効果も期待できます。また、アプリを個別にダウンロードしてもらうことで、施策に応じたクーポンの発行やイベントの案内なども、他社のメッセージの中に埋没することなくアピールが可能です。

アプリ利用者限定の情報やサービス、アプリの利便性を提示して、積極的にダウンロードに誘導しましょう。

メルマガ配信によるアプローチ

メルマガは多くの情報を一つのメールで配信できる点が大きな魅力です。中身のあるメルマガを作成するには時間やコストがかかったり、他社のメルマガに埋もれてしまう可能性もありますが、SNSや自社アプリと同様に、クーポンの発行や登録者限定の情報を発信することで、来店を促すことが期待できます。

ECサイトで実店舗のサービス補完を

本来オフラインへの誘導を指していたO2Oマーケティングですが、ECサイトを持ち実店舗と連携させることも効果を高める有用な手段です。下見は実店舗で、購入はECサイトで行うユーザーが増えていることや実店舗だけでは補えないサービス、例えば、入荷待ち商品の予約発送や営業時間外の顧客対応などをECサイトで提供することができるからです。

ECサイトに対する信頼感を築くことで、実店舗へ足を運ぶ機会が増えることにも期待ができます。

店頭PRをまるっとお任せ!

O2Oマーケティング実施のためにも、まずは自社のSNSやメルマガへの登録、アプリのダウンロードをお客様に行っていただかなくてはなりません。しかし、PR用のPOPの作成やPRスタッフの確保など、準備が難しいと感じている人も多いでしょう。

フィールドマーケティング _ ギグワークスアドバリュー

オフラインプロモーションをまとめてお任せ

ギグワークスのフィールドマーケティングサービスは、オフラインで行うプロモーションの企画から準備、実施からレポート作成・分析、さらにフィードバックまで全てをサポートし代行してくれます。

具体的には、プロモーションを実現するための企画運用やPOPなどの資材の準備、現場スタッフの確保や現場の管理、街頭や店頭でのサンプリング、オンラインへの会員獲得などあらゆる業務の代行が可能です。

組織されたスタッフが円滑なプロモーションを実現

プロモーションごとに、全体を総括管理するディレクターと各現場の責任者であるサブディレクターを任命し、スタッフやプローモーション実施の管理を行います。

さらに、各現場の巡回・チェックを行うラウンダーを配置することで、プロモーション品質の向上と均一化を実現しています。

独自システムによる全国一元管理

全国8ヶ所に拠点を持つため、国内全域でプロモーションスタッフが代行しPR活動を実施することができます。

複数個所でのプロモーション実施を行う際も、ギグワークスアドバリューが独自開発した稼働管理・レポーティングシステムを利用することで、状況や効果測定が容易になります。実施場所ごとの傾向を分析することも簡単になるため、改善や対策を的確に行うことができることも魅力です。

今こそオンラインで繋がろう

お客様がインターネット上で情報検索することが主流となっている今、実店舗においてもオンラインで訴求する「O2Oマーケティング」の重要性は日々増しています。

上手にデジタルマーケティングを活用し、お客様の利便性を高め、自社製品やサービスへの愛着形成を行うとともに、データの分析や効果的な施策の改善を行っていくことが重要です。

ひとたびお客様とオンラインで繋がることができれば、さまざまなアプローチ方法が選択できます。まずはお客様と繋がるために、店頭でプロモーションを行うことから始めましょう。