販売促進に不可欠!時代に乗り遅れないWeb戦略とマーケティング

2021年5月10日
販売促進に不可欠!時代に乗り遅れないWeb戦略とマーケティング

オンラインマーケティングの要として、Web戦略をしっかりと固めることは非常に重要です。様々なワイヤーフレームを活用することで、より具体的なターゲット設定や目標の可視化を行なうことができます。一方で、昔ながらの手法であるオフラインマーケティングも有効です。オンラインマーケティングと連携して行うことで、さらに効果的な形で包括的にマーケティング戦略を実行することができます。

インターネットショッピングが当たり前の昨今において求められるWeb戦略、その策定に利用できるフレームワーク、さらにオフラインマーケティングやフィールドマーケティングとの連携について理解を深め、より効果的なマーケティングの実現を目指しましょう。

Web戦略とは?

Web戦略とは、企業の目標や目的を達成するためにインターネット上で行う活動について策定する、枠組みや方向性を指します。Web上での販促を行なっていくにあたって必要不可欠なフェーズと言えます。

Web戦略がなぜ必要なのか、その重要性について見ていきましょう。

Web戦略は枠組み

一般的にWeb戦略という言葉を聞くと、自社サイト上での活動がメインのケースが多いことから、SEO、リスティング広告、動画活用、SNS運用、メールマーケティングなどが浮かびやすいでしょう。しかし、これらはあくまで戦略を実行して目標を達成するための「手段」にすぎません。

Web上で効率的に活動し、最小の労力とコストで最大限のパフォーマンスを実現するためには、手段を正しく適切に使うための戦略立てが重要と言えます。

Web戦略を立てるメリット

Web戦略を立てるためには、既存顧客、競合他社、自社サービスについてのリサーチや深堀り、正しいゴール設定などを詳細に行うことが大前提にあります。

その上で、サイトリニューアルによるホームページの戦略化、資料請求、問い合わせ導線やストーリーの明確化、サイトの回遊率改善、新規顧客の集客施策、戦略的な商品のプロモーションなど、幅広い活動へと繋がっていきます。

Web戦略を策定することで、行き当たりばったりの施策ではなく、企業の目的に合わせたストーリーに沿ってインターネット上のマーケティング活動(オンラインマーケティング)を展開していくことが可能になります。そのためのツールの正しい選択や構築、そして効率的なオンラインマーケティング活動は、Web戦略によって実現できるのです。

Web戦略で基本となる3つのフレームワーク

Web戦略を立てるためには詳細なリサーチや目標設定が必要であると先述しました。

フレームワークを用いて分析を正しく行えれば、それぞれの視点の分析からKSF(Key Success Factor:成功要因)の発見につなげることが可能です。KSFを導き出せば、進むべき方向性が見えるとも言えます。

ここでは、販売促進の基本となる要素「販売市場」「商品価値」「販売環境」を分析するための3つのフレームワークについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

販売市場:3C分析

販売市場を分析するためのフレームワークとして「3C」が挙げられます。

3Cとは、外的要因である市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、内的要因である自社(Company)を指していおり、3Cそれぞれの観点から分析を行ないます。この3つの視点の関係は「戦略的三角関係(strategic triangle)」とも呼ばれており、各要因を照らし合わせて、自社の強みや弱みを抽出できることが大きな特徴です。

販売環境:PEST分析

PEST分析とは、自社製品の販売環境に影響を与える外的要因が、現在および将来においてどのようなものとなるのかを予測する手法です。

政治的要因(Politics)、経済的要因(Economy)、社会的要因(Society)、技術的要因(Technology)を照らし合わせながら分析を行います。PSET分析を行なうことで、市場の今後の変化を明らかにし、業界全体の影響とその中で勝ち抜くために必要な要素を見出していくことができます。

商品価値:SWOT分析

最後に、商品価値を分析するためのフレームワークとして「SWOT」が挙げられます。

SWOTとは、外的要因である強み(Strength)、弱み(Weakness)、内的要因である機会(Opportunity)、脅威(Threat)を指しており、それぞれの観点から商品価値を分析します。SWOT分析を正しく用いるためには、過不足のないよう情報を整理して正しく振り分けることが重要と言えます。そのために、雑然とした情報をそのまま分けていくのではなく、先述の3C分析結果やPEST分析の結果を用いるのも一つの選択肢です。

例えば「強み」と「機会」を組み合わせると、今後更に売り上げを伸ばすための施策を導くことができます。一方で「弱み」と「機会」を組み合わせると、「機会」を生かすために克服すべき「弱み」を明らかにし、戦略へとつなげることも可能です。

オフラインマーケティングとの連動が重要

ここまで、オンラインでの販促としてWeb戦略の重要性を論じてきましたが、販売したい商品(プロダクト)によっては、オンラインマーケティングのみで思ったような効果が発揮できない可能性もあります。

カタログでの案内、展示会やセミナーなどのオフラインマーケティングの重要性が薄れているわけではないことを十分に認識する必要があるでしょう。

クライアントと直接接点が持てるメリット

オフラインマーケティングが重要視される大きな理由は、クライアントと密接に接触できる点だと言えます。

日本企業は首都圏に大多数が集中している状況なので、展示会、セミナー、イベントなど、クライアントと直接交流できるような施策を開催しやすい環境です。このようにプロダクトの担当者と顧客やリードが、直接コミュニケーションを取る機会を計画できることは、オフラインマーケティングにおける最大の強みです。

オフライン、オンライン連動の重要性

顧客にとって、プロダクト購入のチャネルがオンラインかオフラインかはさほど重要ではありません。あくまで、その時々の便利な方法を選んで購入へと動いていると言えます。

言い換えれば、オンラインとオフラインで情報の連携が行われていなかったり、チャネルが完全に分離してしまっていたりすると、購入者側にとっては不便に感じられる要素となりえます。

オフラインマーケティングの施策は、オンラインマーケティングであるWeb戦略と連携して行うことでさらに効果を発揮します。顧客との接点を増やす、新たに構築する、顧客データを充実するなどの複数の策を講じて目標達成を目指すことを共通認識とした上で、オンラインマーケティングとも連動したサービス化の計画実行が求められます。

フィールドマーケティングサービス

Web戦略を、オフラインマーケティングの重要性も認識した上で、策を練り連動させていくことは確かに大切なことです。しかし、オフラインマーケティングはWeb戦略と比較して時間や人件費がかかりやすいと考えられます。

Web戦略をより効果的に、顧客との直接のやりとりを保ちながら行ないたいケースに最適なのが、ギグワークスアドバリューのフィールドマーケティングサービスです。

フィールドマーケティング _ ギグワークスアドバリュー

フィールドマーケティングとは

フィールドマーケティングは、オンライン・オフライン問わず、対面でのダイレクトマーケティングを行なう分野をさします。ターゲット層を絞った直接販売のプロモーションやサンプリング、デモンストレーションなど、一見アナログな手法ですが、よりリアルなプロモーションとして有益です。

ギグワークスアドバリューのフィールドマーケティングサービス

サービス内容としては、お客様の販売戦略を正確に把握した上で、ターゲットの想定からフィールドマーケティングの企画、実施、レポーティングまで一貫して対応することができます。また、接客応援スタッフ、コールセンターなどの他サービスと連携してワンストップにてサービスを提供することも可能です。

さらに、多拠点でのプロモーションの実施でも全国一元管理ができる体制とシステムを構築しているので、お客様がプロモーション状況を把握しやすいのも特徴のひとつとして挙げられます。

国内全域をカバーするプロモーションスタッフが、サンプリングなどを通して会員獲得やオンラインへの誘導促進を行ない、オンラインとオフラインの垣根を越えた戦略の実行を実現させることができます。

オンとオフを区別しないマーケティングの実現を目指して

日進月歩のオンラインマーケティングの要となるWeb戦略は、様々なワイヤーフレームを活用し、しっかりとした分析によって、より具体的な内容が固まります。一方で、アナログ手法とも取れるオフラインマーケティングの施策を無視することはできません。フレームワークを使って綿密に練るWeb戦略と連携し、さらに効果的な形で戦略を実行することができると言えます。

また、オン・オフを区別しすぎず、ダイレクトマーケティングとして活用できるひとつの選択肢として、フィールドマーケティングがあります。どのようなプロダクトをどのターゲット層に売りたいのかを明確にした上で、直接顧客とコミュニケーションを取りながら、オンライン・オフライン双方のマーケティング戦略を実行することが可能です。

インターネットが当たり前の時代、マーケティングの現場に求められるのは、顧客行動を理解したうえで、オンラインマーケティングとオフラインマーケティングの施策を自在に取り入れ、区切りのない戦略を実現する力だとも言えるのではないでしょうか。